Q1. 太田母斑とADMはどう違いますか?
太田母斑は顔の片側、とくに下まぶたとほおに出ることが多く、生まれてすぐから1歳ごろ、または思春期ごろに現れます。国内の280名の報告では、白目の色素沈着が49%、口の中の色素沈着が14%に見られました。ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は多くが思春期以降に、両方のほお骨のあたりに左右対称に現れ、白目や口の中に色素がつかないのがふつうです。この白目の色素の有無が、最も分かりやすい見分け方です。
太田母斑・ADM
太田母斑とADMは、どちらも皮膚の深い層である真皮にメラニン色素をつくる細胞が存在することで生じる、青みや灰色みを帯びたあざです。ADMは後天性真皮メラノサイトーシスの略称です。表面のシミとは色素のある深さが違うため、塗り薬や美白化粧品では改善せず、レーザー治療が必要になります。
ADMとは、後天性真皮メラノサイトーシスという病名を略した呼び方です。耳慣れない言葉ですが、後天性は生まれつきではなく後から現れたという意味、真皮は皮膚の深い層、メラノサイトーシスはメラニン色素をつくる細胞が存在している状態を指します。つまり、皮膚の深い層にメラニン色素をつくる細胞が後から現れた状態、という病名そのものが成り立ちを表しています。太田母斑と成り立ちがよく似ているため、この2つはあわせて説明されることの多いあざです。
皮膚は、表面の表皮と、その下の真皮という2つの層でできています。一般にシミと呼ばれる老人性色素斑は、表皮のいちばん下にある基底層でメラニン色素が増えたものです。これに対して太田母斑とADMは、その下の真皮の浅いところから中ほどにかけて、メラニン色素をつくる細胞そのものが存在しています。
色が青みを帯びて見えるのは、この深さのためです。皮膚の深いところにある色素ほど、光の散乱によって茶色ではなく青や灰色に見えます。青く見えること自体が、色素が表皮より深い場所にあるという手がかりのひとつです。
この深さの違いは、そのまま治療法の違いになります。塗り薬や化粧品が働きかけられるのは表皮までで、真皮の色素には届きません。市販の美白剤が効かないのは、根気が足りないからではなく、届く場所が違うためです。これらをまとめて真皮メラノサイトーシスと呼びます。表面のシミについてはシミ取り治療のページをご覧ください。
青あざと呼ばれるものは、太田母斑・ADM・異所性蒙古斑の3つに大きく分けられます。見分ける手がかりは、出はじめる時期と左右差、そして白目や口の中に色素がつくかどうかです。
| 太田母斑 | ADM | 異所性蒙古斑 | |
|---|---|---|---|
| 出はじめる時期 | 生まれてすぐ〜1歳ごろ、または思春期ごろ | 多くは思春期以降。平均は20歳代後半から30歳代という報告 | 生まれつき |
| 左右差 | 顔の片側に出ることが多い | 両ほおに左右対称 | 部位による |
| よく出る場所 | 下まぶたとほおに最も多い。ひたい、目じりにも | ほお骨、ひたい、まぶた、鼻 | 顔、肩、手足など、背中とおしり以外 |
| 白目や口の中の色素 | 白目に約半数、口の中に14% | つかないのがふつう | つかない |
| 自然に消えるか | 消えない | 消えない | 通常の蒙古斑より消えにくい |
| 保険の適用 | 対象 | 診断によって分かれる | 対象 |
いちばん見分けに役立つのは、白目や口の中の色素です。太田母斑の患者280名を調べた国内の報告では、白目の色素沈着が49%、口の中の色素沈着が14%に見られました。ADMではこれがないのが原則です。診察では、あざそのものだけでなく白目と口の中も確認しています。
異所性蒙古斑は、赤ちゃんのおしりにできる蒙古斑と同じものが、背中やおしり以外の場所に出たものです。通常の蒙古斑は10歳から11歳ごろまでにほとんどが自然に消えますが、異所性蒙古斑は残りやすいことが分かっています。色が濃い、範囲が広い、直径10センチを超える場合は、とくにその傾向があります。詳しくは異所性蒙古斑のページをご覧ください。
太田母斑とADMは、皮膚がつくられる過程で、本来なら表皮に移動するはずのメラニン色素をつくる細胞が、真皮にとどまることで生じます。日焼けや生活習慣、化粧品が原因ではありません。
メラニン色素をつくる細胞は、おなかの中にいる時期に、神経のもとになる組織から皮膚へ移動します。その途中で真皮にとどまり、そこで色素をつくり続けているのが太田母斑とADMです。とどまる場所は真皮の浅いところから中ほどで、色素の主体が表皮ではなく真皮にあります。表面のシミとは成り立ちそのものが違います。
妊娠中の過ごし方や出産時の状況、日焼けのしかた、スキンケアのしかたが原因ではありません。ご自身やご家族を責める必要はまったくありませんので、その点はどうぞご安心ください。
太田母斑の頻度には、確立した数値がありません。報告によって0.01%から1%まで幅があり、一つの数字で言い切れないのが現状です。ただし新生児5,387人の皮膚を調べた報告では太田母斑は1例のみで、生まれた時点で見つかることは非常にまれだと考えられています。
頻度より参考になるのが、実際に受診された方の分布です。日本皮膚科学会雑誌に報告された280名の統計では、発症した年齢は1歳未満が45%を占め、次いで学童期から思春期にかけて現れていました。受診された方の男女比は1対4.5で女性が多いのですが、これは美容上の悩みで受診された方の集計であるため、実際の男女差をそのまま表しているとは限りません。
このほか、30歳を過ぎてから現れる方も少数います。色調は青みを帯びたものが8割を占めます。
あります。ADMはシミや肝斑と間違われやすく、市販の美白化粧品や医薬品の塗り薬を使い続けても改善しません。色素が真皮という深い層にあり、外から塗る薬が届かないためです。
何年も市販品を使い続けてこられた方や、他院でシミとして治療を受けたものの実感がないという方が、診察でADMと分かることがあります。効かなかったのは、選んだ製品が悪かったからではなく、届く場所が違っていたためです。
| 見え方 | 色素のある深さ | 塗り薬 | |
|---|---|---|---|
| ADM | ほお骨を中心に両側対称。灰褐色から青灰色の小さな斑が集まる | 真皮 | 効かない |
| 肝斑 | ほおや額に左右対称。境界がぼんやりした褐色の面 | 表皮が中心。真皮側の変化も関わる | 有効なことがある |
| 老人性色素斑 | 単発から数個。境界のはっきりした褐色の斑 | 表皮 | 市販の美白化粧品では取れない。レーザーが確実 |
| そばかす | 鼻を中心に小さな点が散らばる。子どものころからある | 表皮 | レーザーで薄くなるが、日光で再び濃くなりやすい |
これが、自己判断をお勧めしない最大の理由です。肝斑に強い出力のレーザーを当てると、炎症をきっかけに色が濃くなることがあります。またADMは、レーザーのあとに一時的に色が濃くなる炎症後色素沈着が起きやすい病変です。どちらも、当てる前に何であるかを見極めておく必要があります。ADMと肝斑が両方ある方の場合は、まず肝斑の治療を先に行い、落ち着いてからADMに進むという順序をとることがあります。
当院では、皮膚を拡大して観察するダーモスコピーで色素の分布と深さを確認し、白目と口の中の色素の有無もあわせて診ています。ADMで自費診療をご検討の場合は、肌の状態を多角的に可視化するアンテラ3Dで全体を評価することもあります。
まだ名前のわからない色が顔にある段階でしたら、出はじめた時期、左右、色、形、出やすい場所から見分ける早見表を顔の青いシミ・青いあざの見分け方にまとめてあります。ぶつけた覚えのない内出血との違いもそちらで扱っています。
太田母斑とADMの治療は、Qスイッチレーザーまたはピコ秒レーザーが標準です。真皮のメラニン色素にだけ吸収される波長の光を、ごく短い時間で当てて色素の粒を砕きます。
砕かれた色素は、体の中の細胞に取り込まれて時間をかけて運び出されます。そのため、照射した直後ではなく、数か月かけてゆっくり薄くなっていきます。翌週に変化がないからといって、効いていないわけではありません。
あざの色調と深さ、部位、年齢に応じて使い分けます。機器の詳細はトライビームPREMIUMとディスカバリーピコプラスのページをご覧ください。
保険診療では一連の治療を概ね3か月と定めているため、少なくとも3か月はあけて照射します。ただし実際の診療では、照射後の色素沈着が落ち着くまで待ち、6か月以上あけることが推奨されています。間隔を詰めても仕上がりが早くなるわけではなく、かえって色素脱失のリスクが上がります。
照射した部分にかさぶたができることがあります。1週間から10日ほどで自然に取れますので、無理にはがさないでください。一方で、機種や出力によってはかさぶたができないこともあります。かさぶたが出なかったから効いていない、ということではありません。
照射のあとに一時的に色が濃くなる炎症後色素沈着が出ることもあります。とくにADMでは起きやすく、数か月かけて薄くなります。この期間に日焼けをすると長引くため、遮光が大切です。
回数を重ねるほど、照射した部分が周囲より白く見える色素脱失が起こりやすくなります。異所性蒙古斑の治療についての報告では、照射した部位の45%程度に色素脱失が見られたとされています。間隔をあけること、必要以上に回数を重ねないことが、この副作用を避ける鍵です。
太田母斑と異所性蒙古斑のレーザー治療は保険診療の対象で、回数の上限はレーザーの機種によって分かれます。ルビーレーザーは同じ部位に初回を含めて5回までと定められていますが、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーには、回数の上限が定められていません。
| レーザーの種類 | 保険で治療できるあざ | 同じ部位に受けられる回数 |
|---|---|---|
| Qスイッチ付ルビーレーザー | 太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症、扁平母斑など | 初回を含めて5回まで(扁平母斑は2回まで) |
| Qスイッチ付アレキサンドライトレーザー | 太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症など。扁平母斑には使えません | 上限は定められていません |
| Qスイッチ付ヤグレーザー | 太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症 | 上限は定められていません |
太田母斑について、5回までと説明しているところと、制限はないと説明しているところがあるのは、このためです。どちらも間違いではなく、どのレーザーを使うかによって答えが変わります。そして当院はQスイッチ付ヤグレーザーを備えているため、5回で色が十分に薄くならない場合でも、保険診療のまま治療を続けることができます。
同じあざでも、茶あざと呼ばれる扁平母斑は、同じ部位に初回を含めて2回までと定められています。太田母斑と異所性蒙古斑には、この2回の制限はありません。あざの種類によって回数が違うため、混同されやすいところです。
頭頸部、右上肢、左上肢、右下肢、左下肢、胸腹部、背部という7つの部位に分けて数えます。顔のあざと腕のあざは、それぞれ別に数えます。
診療報酬には3歳未満の乳幼児に照射した場合の加算が設けられており、制度のうえでも乳幼児期からの治療が想定されています。お子さんの場合は子ども医療費助成が使えますので、窓口でのご負担はお住まいの自治体が定めた額になります。
ADMの保険適用は、太田母斑に準じた所見がどれだけ明確かによって分かれます。保険で算定できる疾患として名前が挙がっているのは太田母斑・異所性蒙古斑・外傷性色素沈着症・扁平母斑の4つで、ADMという病名はこの中に明記されていないためです。
当院では、真皮に色素があることが診察で明らかで、太田母斑に準じて診断できる場合は保険診療で対応し、確定が難しい場合や、美容目的でのご希望が主となる場合は自費診療をご案内しています。診察のうえで、どちらになるかを事前にお伝えします。
診療報酬には、単なる美容を目的とした場合は算定できないという定めもあります。同じADMでも、診断がどこまで明確かによって扱いが変わるのはこのためです。
ご自身がどちらにあたるかは、見た目だけでは判断できません。診察でダーモスコピーを使って色素の深さを確かめ、保険診療になるか自費診療になるか、費用がどのくらいになるかを、治療を始める前に必ずお伝えします。肝斑を合併している場合は、まず肝斑の治療を先に行うことがあり、その順序もあわせてご説明します。
太田母斑のレーザー治療は1回では終わらず、3か月以上あけて複数回に分けて行うため、完了までに1年以上かかることが少なくありません。
1回できれいになると思われている方が少なくありませんが、実際には複数回が必要です。しかも間隔をあける必要があるため、回数がそのまま年月に変わります。5回なら3か月間隔で1年3か月、6回なら1年半。色素沈着の引き具合を見て半年あければ、さらに長くなります。
必要な回数は、色の濃さ、深さ、範囲、部位、年齢によって大きく異なるため、あらかじめ何回で終わりますとお約束することはできません。ただし、傾向としてはっきりしていることがあります。日本レーザー医学会誌の報告では、太田母斑の治療に必要だった回数は、小児期で平均約3.5回、成人になってからでは平均約5.9回とされています。
早く始めたほうが少ない回数で済む傾向がある、ということです。回数が少なければ期間も短くなり、色素脱失のリスクも下がります。
子ども医療費助成が使えるのは、船橋市・習志野市・八千代市とも18歳に達した後の最初の3月31日までです。これを過ぎると、同じ保険治療でも窓口でのご負担が大きく増えます。
治療は3か月以上の間隔をあけて複数回行うため、完了までに年単位の時間がかかります。助成の期限から逆算すると、いつまでに始めればよいかがおのずと決まります。
6回の照射が必要な場合、3か月間隔で1年半かかります。高校1年生の終わりまでに始めていないと、助成が使える期間内に治療が終わりません。間隔を半年あけるなら、さらに前倒しで考える必要があります。
太田母斑は、発症した年齢の45%が1歳未満だったという報告があり、乳児期に気づかれることが最も多いあざです。気づいた時点でご相談いただければ、治療を急ぐべきかどうかも含めてお伝えします。
自己負担額は自治体によって異なります。船橋市と八千代市では通院1回あたり300円です。対象年齢や金額はお住まいの市によって違うことがありますので、詳しくは各自治体のページでご確認ください。
照射のあとの日焼けを避けることが、太田母斑とADMの仕上がりを大きく左右します。太田母斑とADMは、レーザーのあとに一時的に色が濃くなる炎症後色素沈着が起きやすいためです。順番に挙げます。
SPF30・PA+++以上の日焼け止めを毎日使い、塗り直しは2〜3時間おきを目安にしてください。曇りの日でも紫外線量は晴天時の6割程度あります。帽子や日傘で物理的に遮ることも効果があります。
1週間から10日ほどで自然に取れます。取れる前にはがすと、色素沈着や跡が残る原因になります。洗顔もこすらず、泡で包むように洗ってください。かさぶたが出ない場合もありますが、効いていないということではありません。
真皮の色素には届かないうえ、照射後の皮膚には刺激になることがあります。お使いになりたいものがある場合は、診察のときにご相談ください。
色素沈着が引かないうちに重ねると、色素脱失のリスクが上がります。早く終わらせたいお気持ちは分かりますが、間隔を守るほうが結果的に近道です。
同じ照明、同じ距離、同じ角度で撮ってください。数か月かけてゆっくり薄くなるため、記録がないと変化に気づきにくいのです。診察にお持ちいただければ、次の照射時期の判断に役立ちます。
顔に青みや灰色みのあるあざが気になる場合は、種類を見極めるために一度ご相談ください。次のような場合が受診の目安です。
太田母斑や異所性蒙古斑が疑われる場合は保険診療となりますので、通常の保険診療でご予約ください。ADMで自費診療をご希望の方や、アンテラ3Dによる詳しい肌評価もご希望の方は、自費診療でのご予約をお願いします。迷われる場合は、まず保険診療でお越しいただければ、診察のうえでご案内します。
お子さんの場合は母子手帳を、これまでに撮った写真があればそれもお持ちください。
太田母斑は顔の片側、とくに下まぶたとほおに出ることが多く、生まれてすぐから1歳ごろ、または思春期ごろに現れます。国内の280名の報告では、白目の色素沈着が49%、口の中の色素沈着が14%に見られました。ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は多くが思春期以降に、両方のほお骨のあたりに左右対称に現れ、白目や口の中に色素がつかないのがふつうです。この白目の色素の有無が、最も分かりやすい見分け方です。
レーザーの機種によって分かれます。ルビーレーザーは同じ部位に初回を含めて5回までと定められていますが、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーには回数の上限が定められていません。当院はQスイッチ付ヤグレーザーを備えているため、5回で色が十分に薄くならない場合でも保険診療のまま続けることができます。なお回数は、頭頸部や上肢など7つの部位に分けて数えます。
ADMの保険適用は、太田母斑に準じた所見がどれだけ明確かによって分かれます。ADMという病名は保険で算定できる疾患として明記されていないためです。当院では、真皮に色素があることが診察で明らかで太田母斑に準じて診断できる場合は保険診療で対応し、確定が難しい場合や美容目的でのご希望が主となる場合は自費診療をご案内しています。診察のうえで、どちらになるかを事前にお伝えします。
頻度には確立した数値がなく、報告によって0.01%から1%まで幅があります。新生児5,387人を調べた報告では太田母斑は1例のみで、生まれた時点で見つかることは非常にまれです。参考になるのは受診された方の分布で、280名を対象とした国内の報告では発症した年齢は1歳未満が45%を占めていました。受診者の男女比は1対4.5で女性が多いのですが、美容上の悩みで受診された方の集計であるため、実際の男女差をそのまま表しているとは限りません。
太田母斑とADMは自然には消えません。色素が真皮という深い層にあり、そこで色素がつくられ続けているためです。異所性蒙古斑は通常の蒙古斑より消えにくく、色が濃い場合や範囲が広い場合はとくに残りやすいことが分かっています。
ご相談に年齢の下限はありません。そして、早く始めたほうが少ない回数で済む傾向があります。国内の報告では、太田母斑の治療に必要だった回数は小児期で平均約3.5回、成人になってからでは平均約5.9回とされています。乳児は照射中に動かないため正確に治療でき、子ども医療費助成が使える期間にも限りがあります。お待ちいただく医学的な利点はありませんので、まずはご相談ください。
失敗ではありません。レーザーの機種や出力によっては、かさぶたができないこともあります。砕かれた色素は体の中の細胞に取り込まれて時間をかけて運び出されるため、変化は数か月かけて現れます。照射の翌週に見た目が変わらなくても、効いていないということではありません。
あります。ADMは肝斑と間違われやすく、両方をお持ちの方もいらっしゃいます。見分けが大切なのは、肝斑に強い出力のレーザーを当てると炎症をきっかけに色が濃くなることがあるためです。ダーモスコピーで色素の深さを確認したうえで、どちらの治療を先に行うかをご相談します。
照射した部分が周囲より白く見える色素脱失が起こることがあり、回数を重ねるほどリスクが上がります。異所性蒙古斑の治療についての報告では、照射した部位の45%程度に色素脱失が見られたとされています。当院では、色の引き具合を確認しながら次の照射時期をご相談し、必要以上に回数を重ねないようにしています。
太田母斑とADMは、色素が真皮という深い層にあるため塗り薬では改善しませんが、レーザーで治療できます。そして太田母斑と異所性蒙古斑は、保険診療の対象です。
保険で受けられる回数は、レーザーの機種によって分かれます。当院はQスイッチ付ヤグレーザーを備えているため、5回で色が十分に薄くならない場合でも保険診療のまま続けられます。ADMについては、太田母斑に準じて診断できるかどうかで保険と自費が分かれますので、診察のうえで事前にお伝えします。そして早く始めたほうが少ない回数で済む傾向があります。お子さんの場合は、助成が使える期間から逆算して始める時期をお考えください。
ふじもと皮フ科クリニックでは、皮膚科専門医がダーモスコピーで色素の深さを確かめ、シミや肝斑との見分けを含めて診断したうえで、保険か自費か、回数と間隔の見通しをご説明します。船橋・習志野・八千代エリアで顔の青あざやシミにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
このページの内容は、ふじもと皮フ科クリニック院長で日本皮膚科学会認定専門医・医学博士の藤本栄大が監修しています。院長プロフィール・研究業績はこちら
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