円形脱毛症
円形脱毛症
円形脱毛症は、毛を作り出している毛包を自分の免疫が誤って攻撃することで起こる脱毛です。うつる病気ではなく、脱毛したところに傷あとは残りません。日本の有病率は2019年の調査で0.27%と報告されています。当院は皮膚科専門医が保険診療で塗り薬による治療を行い、範囲が限られる場合はエキシマライトによる光線療法まで対応します。
髪の毛は、頭皮の中にある毛包という組織で作られています。円形脱毛症では、この毛包のうち、いま毛を作っている最中のものを、自分の免疫が異物と誤って攻撃します。日本皮膚科学会は円形脱毛症を、成長期の毛包を主な標的とする自己免疫性の病気であると説明しています。
大切な点が2つあります。1つは、病変が毛包と爪にしか及ばないことです。命にかかわる病気ではありません。もう1つは、瘢痕を残さないことです。毛包そのものが壊れてなくなるわけではないため、炎症が収まれば同じ場所からまた毛が生えてきます。
どれくらいの方がかかるのかも分かっています。日本で行われた横断研究では、有病率が2012年に0.16%、2019年に0.27%と報告されており、増える傾向にあります。米国の調査では、生涯に一度でも発症する割合はおよそ1.7%と推定されています。日本の多施設の調査では、皮膚科を受診した方の2.5%を円形脱毛症が占めていました。珍しい病気ではありません。
ふつうは、かゆみや痛みといった自覚症状がありません。抜けていることに自分では気づかず、美容室や家族に指摘されて初めて分かることがよくあります。ただし、病気の勢いが強い時期には、軽いかゆみやチクチクする感じ、うっすらとした赤みを伴うことがあります。
円形脱毛症は脱毛の範囲と形で分類され、頭部全体の25%以上に及ぶものを重症として扱います。この線引きが、そのまま治療の選び方の分かれ目になります。
| 病型 | どのような脱毛か | 重症度の目安 | 治療の考え方 |
|---|---|---|---|
| 単発型 | 脱毛斑が1か所 | S1 | 塗り薬が中心。経過を見る選択肢もあります |
| 多発型 | 脱毛斑が複数 | S1以上 | 塗り薬に注射や光線療法を組み合わせます |
| 蛇行型 | 生え際が帯状に抜ける | — | 回復しにくい型として知られています |
| びまん型 | 境目のはっきりした脱毛斑ができず頭部全体が薄くなる | — | 他の脱毛症との見分けが必要です |
| 全頭型 | 頭髪の全体 | S5 | 飲み薬まで含めて検討します |
| 汎発型 | 頭髪に加えて眉毛やまつげ 体毛まで | S5・B2 | 飲み薬まで含めて検討します |
重症度は、頭部全体の面積に占める脱毛範囲の割合で表します。25%未満をS1、25%から49%をS2、50%から74%をS3、75%から99%をS4、すべて抜けた状態をS5とします。頭部以外の脱毛の有無はBで表します。日本皮膚科学会は、Bに関係なくS2以上を重症症例としています。
円形脱毛症のびまん型は、境目のはっきりした脱毛斑を作らないまま頭部全体が薄くなります。名前が似ているため混同されますが、女性のびまん性脱毛症は加齢やホルモンの影響による別の脱毛症で、原因も治療も異なります。そちらについては薄毛・AGA治療のページをご覧ください。
慢性に経過した重症例では、爪の表面に点のようなへこみができることがよくあります。発症した時期や再発した時期に合わせて、横一列に並ぶこともあります。爪の変化に気づいたら、診察のときにお伝えください。病気の勢いを知る手がかりになります。
円形脱毛症は自己免疫による病気で、ストレスは引き金のひとつにすぎません。生活の乱れやご本人の性格が原因で起こるものではありません。
診察でいちばん多く伺うのが、ストレスのせいでしょうかというご質問です。強いストレスがきっかけになることはありますが、それだけで起こる病気ではありません。原因は免疫のはたらき方にあります。ご自身の生活やお気持ちの持ちようを原因だと考える必要はありません。
円形脱毛症は、橋本病に代表される甲状腺の病気、尋常性白斑、関節リウマチ、1型糖尿病、重症筋無力症などの自己免疫の病気を合併することがあります。日本皮膚科学会は、これらの合併の有無を確かめるために必要に応じて血液検査などを行ってもよいとしています。当院でも、経過や症状から必要と判断した場合に、甲状腺の機能などを調べることがあります。
アトピー性皮膚炎をお持ちの方は、円形脱毛症を発症しやすく、重症になりやすい傾向が報告されています。湿疹の治療そのものについてはアトピー性皮膚炎のページもあわせてご覧ください。
多くの方は自然に治っていきます。実際の診察では、必要以上にご心配されている方が少なくありません。まず、この病気の見通しを数字でお伝えします。
日本皮膚科学会の円形脱毛症診療ガイドライン2024は、単発型あるいは数個程度までの少数の脱毛斑であれば、発症後1年以内は経過を観察するだけでもよいと述べています。治療を急がないという選択肢が、学会の文書にはっきり書かれています。
よく見かける数字ですが、誰にでも当てはまるものではありません。日本からの報告で80%程度が1年以内に回復するとされているのは、アトピー性の病気や内分泌の病気の既往がなく、ひとつひとつの脱毛斑ができてから1年を超えておらず、数が少ない場合です。病型ごとに見ると、単発型は40%が半年以内に、多発型は27%が1年以内に治ったという報告があります。
欧米の複数の施設からの報告では、14%から25%の方は全頭型や汎発型へ進み、そうなった場合の回復率は10%以下とされています。長期間の経過を追った報告でも、脱毛面積が25%未満なら68%、50%未満なら32%が回復する一方で、それより広い範囲に及ぶと回復率は5%でした。15歳以下で発症した場合と蛇行型も、回復しにくいことが知られています。
診察でとくに注意して伺うのは、短い期間で急速に広がっているかどうかと、脱毛斑がいくつも出てきているかどうかです。この2つに当てはまる場合は治りにくいことが多く、当院では連携する医療機関へのご紹介を含めて検討します。
つまり、様子を見てよい状態と、そうではない状態があります。そのどちらに当たるのかは、脱毛斑の縁の様子やダーモスコピーの所見を見れば判断できます。ご自分で数えて悩み続けるよりも、一度お見せいただくほうが早く済みます。
髪が抜ける病気は円形脱毛症だけではありません。抜け方と頭皮の状態を見れば、多くは区別できます。
| 見分けたいもの | 抜け方 | 頭皮の様子 | 扱い |
|---|---|---|---|
| 円形脱毛症 | 境目のはっきりした脱毛斑 | 赤みやかさぶたを残しません | このページでご説明します |
| 頭部白癬 | 脱毛とともにフケやかさぶた | 赤みや鱗屑 ときに膿を伴います | かびの検査が必要です |
| 抜毛症 | 長さの違う毛が混じります | 正常です | 経過を伺って判断します |
| 牽引性脱毛症 | 髪を強く結ぶ部位の生え際 | 正常です | 結び方を変えることから始めます |
| 男性型脱毛症・女性のびまん性脱毛症 | 生え際や頭頂部が少しずつ薄くなります | 正常です | 自費診療です |
| 休止期脱毛 | 全体が均一に抜けます | 正常です | 出産後や大きな病気のあとに多く見られます |
| 瘢痕性脱毛 | 毛穴そのものが失われます | 赤みや硬さを伴うことがあります | 診断を急ぐ必要があります |
とくに間違えたくないのが頭部白癬です。これは白癬菌というかびによる感染で、円形脱毛症とは治療がまったく異なります。脱毛したところにフケ・かさぶた・赤み・膿を伴う場合は、顕微鏡でかびを調べます。くわしくは水虫・爪水虫のページをご覧ください。
生え際や頭頂部が少しずつ薄くなっていくタイプは、円形脱毛症ではなく男性型脱毛症や女性のびまん性脱毛症であることがあります。こちらは自費診療になります。薄毛・AGA治療のページでご説明しています。
髪を強く引く結び方を続けたことで生え際が薄くなる牽引性脱毛症は、結び方を変えることが治療の第一歩になります。診察では、髪型の習慣についても伺います。
円形脱毛症の治療は保険診療で行います。塗り薬から始めて、範囲と経過に応じて注射や光線療法を組み合わせるのが基本の流れです。
日本皮膚科学会の円形脱毛症診療ガイドライン2024は、それぞれの治療に推奨度をつけています。1が強い推奨、2が弱い推奨、3が推奨しないという意味です。強く勧められている治療は4つあり、そのうち3つは当院で対応できます。
| 治療 | 学会の推奨度 | 主な対象 | 当院での扱い |
|---|---|---|---|
| ステロイド外用 | 1 強い推奨 | 単発型から 融合していない多発型 | 行っています |
| ステロイド局所注射 | 1 強い推奨 | 単発型・多発型の成人 | 行っています。ただし供給が限られています |
| 光線療法 エキシマライト | 2 | 主に単発型・多発型の成人 | 行っています |
| カルプロニウム塩化物外用 | 2 | 他の外用との併用 | 行っています |
| セファランチン内服 | 2 | 単発型・多発型の併用 | 行っています |
| グリチルリチン配合錠の内服 | 2 | 単発型・多発型の併用 | 行っています |
| 抗ヒスタミン薬内服 | 2 | アトピー性皮膚炎を合併している場合 | 処方することがあります |
| 冷却療法 | 2 | 単発型・多発型の併用 | ご希望があれば行います |
| 局所免疫療法 | 2 | 範囲が広く 症状が固定した場合 | 行っていません |
| 飲み薬のJAK阻害薬 | 1 条件つき | 頭部の50%以上に及ぶ難治例 | 連携先へご紹介します |
| 飲むタイプの発毛薬 | 3 推奨しない | — | 円形脱毛症には使いません |
ガイドラインは、単発型から脱毛斑が融合していない多発型に対して、1日1回から2回、strong以上のクラスのステロイド外用を行うよう勧めています。世界の専門家によるまとめでも、ステロイド外用はほぼすべての年齢と重症度で最初に選ぶ治療とされています。効いてきたように見えても、ご自分の判断でやめないでください。いつまで続けるかは診察で決めます。
脱毛斑に直接ステロイドを注射する方法は、単発型と多発型の成人に対して強く勧められています。狭い範囲によく効きますが、注射のときの痛みと、注射した部分が一時的にへこむことがあります。
ただし2026年8月現在、この注射に使う薬は全国的に供給が限られています。製造販売元は2025年4月から出荷量を絞っており、当院でもご希望に沿えない時期があります。診察のときに、そのときの状況をお伝えします。
わざとかぶれを起こして発毛を促す局所免疫療法は、範囲が広く症状が固定した場合の選択肢として弱く勧められています。ただしこの治療には保険が使えず、実施する施設で試薬を調製する必要があります。そのため実施できる施設が限られており、当院では行っていません。
ガイドラインは、飲むタイプの発毛薬について十分な根拠がなく、副作用が懸念され、円形脱毛症に対する承認もないことから推奨しないとしています。むくみ・頭痛・動悸・顔の多毛などが報告されています。男性型脱毛症に対する治療とは別の話です。ご自分で手に入れて使うことは、おやめください。
円形脱毛症の紫外線療法は令和2年度の診療報酬改定で保険適用になり、当院ではエキシマライトで対応しています。
当院にあるのは、308ナノメートルの紫外線を患部だけに当てるエキシマライトです。健康な皮膚に紫外線を当てずに済むのが利点です。全身に照射するタイプの装置はありません。そのため、当院で対応できるのは脱毛斑が数か所までの、範囲が限られている場合です。広い範囲に及んでいる方には、装置のある施設をご紹介します。
ガイドラインは、エキシマライトについておおむね50%の症例で脱毛範囲が縮小することを示す根拠があるとしたうえで、主に単発型または多発型の成人の方を対象とすべきとしています。報告の中で大きな有害事象は見られておらず、安全性と利便性は比較的高いと考えられています。
同じ装置は乾癬の治療にも使っています。装置そのものの説明は乾癬のページでもご覧いただけます。
頭部の50%以上に脱毛が及ぶ難治の円形脱毛症には飲み薬がありますが、使える施設の要件が学会によって定められています。
国内では2種類の飲み薬に保険が使えます。ひとつはJAK1とJAK2を阻害するバリシチニブで、2022年6月末に保険適用になりました。もうひとつはJAK3とTECファミリーキナーゼを阻害するリトレシチニブで、2023年9月から保険診療で使えるようになりました。いずれも、脱毛範囲が頭部全体の50%以上に及ぶ方を対象とした国際的な試験で効果が確かめられています。バリシチニブは18歳以上、リトレシチニブは12歳以上が対象です。
ガイドライン2024は、これらの薬について次の3つをすべて満たす場合に限り勧めるとしています。
当院では、診断と、この治療の対象にあたるかどうかの見極めまでを行い、連携する大学病院や基幹病院へご紹介します。ご希望がある場合もご相談ください。
なお、海外ではこのほかにも同じ仕組みではたらく薬が使われていますが、日本では承認されておらず、国内の医療機関で処方することはできません。
円形脱毛症で日常生活を制限する必要はほとんどありません。ただし、してはいけないことが3つあります。
かつらの使用は日本皮膚科学会が強く勧めており、船橋市ではがん以外の病気による脱毛も費用助成の対象になる場合があります。
ガイドライン2024は、かつらの使用について推奨度1、つまり使いたいという希望がある方には勧めるとしています。かつらを使っても病気の勢いに悪い影響はなく、紫外線や外の刺激から守る点でも役に立ちます。生活の質が改善したという報告もあります。
費用の助成については、同じ診療圏でも市によって対象が分かれています。2026年8月時点で、各市が公表している内容は次のとおりです。
| お住まい | 制度 | 円形脱毛症による脱毛 | ウィッグの助成額 |
|---|---|---|---|
| 船橋市 | がん患者等アピアランスケア費用助成 | 対象になる場合があります | 上限30,000円 |
| 習志野市 | がん患者ウィッグ及び胸部補整具購入等費用助成 | がん治療に伴う脱毛が対象です | 上限30,000円 |
| 八千代市 | がん患者の医療用ウィッグ等購入費助成 | がん治療に伴う脱毛が対象です | 上限30,000円 |
船橋市の制度は、対象をがんの治療、がん以外の疾病または先天的な身体の特性により脱毛や身体の欠損等がある方としています。がん以外の病気による脱毛も含まれており、円形脱毛症も対象になりえます。
この証明の書類は当院で作成できます。作成には文書料が必要です。金額は受付でお尋ねください。
対象になるかどうかを決めるのは市です。制度の内容は変わることもありますので、申請の前にお住まいの市の窓口へご確認ください。
お子さんの円形脱毛症は塗り薬から始めます。注射や光線療法は、基本的に大人の方を対象とした治療です。
15歳以下で発症した場合は回復しにくいという報告があります。だからこそ、いつまで様子を見るのかという目安を決めて診ていきます。
円形脱毛症は人にうつる病気ではありません。体育もプールも宿泊行事も、これまでどおりで構いません。担任の先生には、うつる病気ではないことをお伝えいただければ十分です。帽子の着用について配慮をお願いすることもできます。
お子さんでは、髪を抜く癖を伴っていることがあります。診察では、その有無についても伺います。責めるためではなく、治療の進め方が変わるためです。
ウィッグをお使いになる場合、船橋市にお住まいであれば18歳までは年度ごとに1回申請できます。くわしくは前の項目をご覧ください。
お子さんの皮膚のご相談全般については小児皮膚科のページもご覧ください。
脱毛斑に気づいたら、様子を見てよい状態かどうかを一度確かめにいらしてください。円形脱毛症を診るのは皮膚科です。
次のような場合は、お早めにご相談ください。
ふじもと皮フ科クリニックは、船橋市・習志野市・八千代市からご来院いただいています。皮膚科専門医が診察し、保険診療で治療を行います。
ご予約とアクセスは当院のトップページからご確認ください。
皮膚科です。円形脱毛症は毛包に起こる自己免疫の病気で、診断も保険診療での治療も皮膚科が行います。頭皮のフケやかさぶたを伴う場合には、かびによる頭部白癬など別の病気が隠れていることもあり、その見分けにも皮膚科の検査が必要です。当院は皮膚科専門医が診察し、塗り薬による治療と、範囲が限られる場合はエキシマライトによる光線療法まで保険診療で行います。
ストレスだけが原因ではありません。円形脱毛症は、いま毛を作っている最中の毛包を自分の免疫が誤って攻撃することで起こります。強い精神的ストレスがきっかけになることはありますが、誘因としてのストレスはごく一部であると近年は考えられています。ご自身の生活やお気持ちの持ちようを原因だとお考えになる必要はありません。
あります。日本からの報告では、アトピー性の病気や内分泌の病気の既往がなく、ひとつひとつの脱毛斑ができてから1年を超えておらず、数が少ない場合には、80%程度の方が1年以内に回復するとされています。病型ごとでは、単発型は40%が半年以内に、多発型は27%が1年以内に治ったという報告があります。日本皮膚科学会も、単発型あるいは数個程度までの脱毛斑であれば発症後1年以内は経過を観察するだけでもよいとしています。ただし急速に広がる場合や範囲が広い場合は事情が異なりますので、一度診察におこしください。
うつりません。ウイルスや細菌による感染症ではなく、自分の免疫のはたらき方によって起こる病気です。プールも入浴も、タオルの共用も、他の方への心配は必要ありません。学校や職場で制限を受けることもありません。
使えます。塗り薬・注射・飲み薬・光線療法のいずれも保険診療で行います。光線療法のエキシマライトは3割負担で1回あたり千円程度です。なお、わざとかぶれを起こして発毛を促す局所免疫療法には保険が使えず、実施できる施設も限られるため、当院では行っていません。
多くの方は痛みもかゆみも感じません。抜けていることにご自分では気づかず、美容室やご家族に指摘されて分かることがよくあります。ただし病気の勢いが強い時期には、軽いかゆみやチクチクする感じ、うっすらとした赤みを伴うことがあります。
アトピー性皮膚炎・喘息・アレルギー性鼻炎をお持ちの方や、ご家族に円形脱毛症の方がいらっしゃる場合に発症しやすい傾向があります。また橋本病に代表される甲状腺の病気、尋常性白斑、関節リウマチ、1型糖尿病などの自己免疫の病気を合併することがあります。必要に応じて甲状腺の機能などを血液検査で調べることがあります。
頭部の50%以上に脱毛が及ぶ難治の場合には、バリシチニブとリトレシチニブという2種類の飲み薬が保険で使えます。ただし日本皮膚科学会は、この治療に熟練した医師が在籍し治療の環境が整った施設で行うことを条件としています。当院では診断と、この治療の対象にあたるかどうかの見極めまでを行い、連携する大学病院や基幹病院へご紹介します。市販されている飲むタイプの発毛薬は、円形脱毛症に対しては推奨されていません。
お使いになって構いません。日本皮膚科学会は、希望がある方にかつらの使用を勧めています。病気の勢いに悪い影響はなく、紫外線や外の刺激から守る点でも役に立ちます。費用の助成は市によって対象が分かれており、船橋市の制度はがん以外の病気による脱毛も対象としているため、円形脱毛症も対象になる場合があります。習志野市と八千代市はがん治療に伴う脱毛が対象です。申請には脱毛があることを証明する書類が必要で、当院で作成できます。対象になるかどうかを決めるのは市ですので、申請の前にお住まいの市の窓口へご確認ください。
必要ありません。人にうつる病気ではないため、体育もプールも宿泊行事もこれまでどおりで構いません。担任の先生には、うつる病気ではないことをお伝えいただければ十分です。治療は塗り薬から始めます。注射や光線療法は基本的に大人の方を対象とした治療で、お子さんには原則として行いません。
円形脱毛症は、毛を作る毛包を自分の免疫が誤って攻撃して起こる脱毛です。うつる病気ではなく、傷あとも残りません。単発型や数個程度までの脱毛斑であれば、日本皮膚科学会は発症後1年以内は経過を観察するだけでもよいとしています。一方で、短い期間で広がっている場合や、脱毛斑がいくつも出てきている場合は事情が異なります。
当院は皮膚科専門医が保険診療で、塗り薬による治療と、範囲が限られる場合はエキシマライトによる光線療法まで行います。頭部の50%以上に及ぶ難治の場合は、診断と見極めのうえ連携先へご紹介します。ウィッグの費用助成に必要な書類も作成できます。
このページの内容は、ふじもと皮フ科クリニック院長で日本皮膚科学会皮膚科専門医・医学博士の藤本栄大が監修しています。院長プロフィール・研究業績はこちら
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