インモード(たるみ・引き締めの高周波治療)
インモード(たるみ・引き締めの高周波治療)

インモードは、高周波によって皮膚と皮下脂肪を温める医療機器です。当院はフォーマとミニFXという2つのアプリケーターを使っています。この2つは、日本国内で医療機器としての承認および認証を受けていません。くわしくは、このページの当院で使用している機器の承認状況をご覧ください。
高周波はラジオ波とも呼ばれます。組織に含まれる水分に働きかけ、組織そのものを内側から温めます。レーザーや光治療とは、熱の作り方が違います。レーザーや光は、メラニンやヘモグロビンといった色に吸収されてはじめて熱に変わります。高周波は色に依存しません。
この違いから、次の2つのことが導かれます。
温めることで何が起きるのかは、層によって違います。真皮ではコラーゲンの産生が促されます。皮下脂肪では脂肪細胞が熱の影響を受けます。当院がアプリケーターを2つ使い分けているのは、この2つが別のできごとだからです。
| フォーマ | ミニFX | |
|---|---|---|
| 主に届かせる層 | 真皮から皮下 | 皮下脂肪 |
| 高周波の当て方 | 皮膚の上から温める | 吸引しながら温める |
| 主に扱う部位 | 頬 | 顎下 |
| 1回の費用 | 24,200円 | 24,200円 |
顎下のもたつきと肌のゆるみをどう振り分けるかは、しわ・たるみ治療のページにまとめています。本ページは、そこで使っている機器そのものについて説明します。
オプティマスは本体の名前です。アプリケーターを接続して使う仕組みで、当院が接続しているのはフォーマとミニFXの2つです。
インモードは、本体とアプリケーターに分かれています。本体が高周波を発生させ、接続したアプリケーターが、それをどの層にどう届けるかを決めます。したがって、インモードを導入しているといっても、施設によって受けられる施術は違います。どのアプリケーターを持っているかで決まるためです。
| 項目 | 当院の構成 |
|---|---|
| 本体 | オプティマス |
| 接続しているアプリケーター | フォーマ、ミニFX |
| 組み合わせて行う施術 | インモードリフト。フォーマとミニFXを同じ日に行います |
| ボディへの照射 | 行っていません。当院は顔まわりのみです |
照射する部位と設定は、医師が診察して決めます。照射は、当院の看護師が行います。皮膚の状態は毎回同じではありません。前回と同じ設定が今回も適切とはかぎらないため、そのつど確認します。
施術中に気になる所見があった場合は、その場で医師が診ます。当院は皮膚科ですので、赤みや内出血が強く出た場合も、あらためて他院を受診していただく必要はありません。
顎下のもたつきと、肌のゆるみは、別のものです。フォーマは肌のゆるみに、ミニFXは顎下の皮下脂肪に届かせます。
鏡を見て気になっている変化が、皮膚の側から来ているのか、皮下脂肪の側から来ているのか。ここを分けないまま治療を選ぶと、届いていない層に熱を入れることになります。効果を感じにくいというご相談の多くは、ここに原因があります。
専用のアプリケーターを皮膚に当て、真皮から皮下にかけて温めます。温度を一定に保ちながら動かしていくため、施術中の感覚は温かいマッサージに近いものです。
皮膚を吸引して持ち上げ、その状態で高周波を届けます。吸引によって皮下脂肪を電極のあいだに引き込むため、皮膚の上から当てるだけでは届きにくい深さに熱を入れられます。
顎下のもたつきと肌のゆるみが両方ある場合、フォーマとミニFXを同じ日に行います。これをインモードリフトと呼んでいます。頬と顎下で 1回 44,000円です。
| フォーマ | ミニFX | インモードリフト | |
|---|---|---|---|
| 届かせる層 | 真皮から皮下 | 皮下脂肪 | 両方 |
| 吸引 | なし | あり | ミニFXの部分のみ |
| 部位 | 頬 | 顎下 | 頬と顎下 |
| 1回の費用 | 24,200円 | 24,200円 | 44,000円 |
| 内出血 | 出にくい | 出ることがあります | 顎下に出ることがあります |
コース料金は料金案内にまとめています。
効果を感じにくいとき、その理由は機器の側ではなく、たるみの原因のほうにあることがほとんどです。
インモードはやめた方がいい、効果がない、といった声を目にされた方もいらっしゃると思います。実際に変化を感じにくい場合があるのは事実です。何が起きているのかを、順に説明します。
当院は皮膚科です。診察では、気になっている変化がどの層から来ているのかを確認したうえで、フォーマとミニFXのどちらを、あるいは両方を使うのかを決めます。切らない治療で対応できる範囲を超えていると判断した場合は、その旨をお伝えします。
どの層がゆるんでいるのかという見立ての考え方は、しわ・たるみ治療のページでくわしく説明しています。
高周波、超音波、マイクロ波。切らないたるみ治療は、熱の作り方と届く深さで分かれます。どれが優れているという関係ではありません。
たるみの治療機器は、どれも熱を使う点は同じです。違うのは、何を使って熱を作るのかと、どの深さに熱が集まるのかです。
| 高周波 インモード | 超音波 ハイフ | マイクロ波 オンダリフト | |
|---|---|---|---|
| 熱の作り方 | 組織の水分に働き、面で温める | 1点に焦点を結び、点で熱を作る | 脂肪の水分に選択的に働く |
| 熱の広がり方 | 広い範囲がゆるやかに温まる | 焦点だけが高温になる | 脂肪層が温まる |
| 主に届く深さ | 真皮から皮下脂肪 | SMAS層まで | 皮下脂肪 |
| 痛みの感じ方 | 温かさとして感じることが多い | 点で響く痛みが出ることがあります | 温かさとして感じることが多い |
| 当院にあるか | あります | あります。リフテラV | ありません |
オンダリフトは当院にはありません。方式の違いをお伝えするために表に載せています。
当院はどちらも持っています。使い分けの考え方は、次のとおりです。
どれか1つが常に正しいということはありません。診察で、どの層がゆるんでいるのかを見たうえでご提案します。ハイフについてはリフテラVのページをご覧ください。
当院で使用している機器の、国内の承認および認証の状況です。
フォーマおよびミニFXは、日本国内で医療機器としての承認および認証を受けていません。国内で承認を受けていない医療機器を用いる自由診療について、医療広告ガイドラインは次の事項を明示することを求めています。
フォーマおよびミニFXは、いずれも国内の承認および認証を受けていません。
フォーマおよびミニFXは、医師の個人輸入により入手したものです。製造販売元はインモード社、所在国はイスラエルです。
未承認の医療機器を用いた治療は、医薬品副作用被害救済制度および医療機器の副作用被害救済制度の対象になりません。
フォーマが行う皮膚の引き締めについて、同じ性能を持ち、日本国内で承認または認証を受けた高周波の医療機器は、公開されている一次情報の範囲では確認できませんでした。
ミニFXが行う皮下脂肪の減少については、冷却によって皮下脂肪を減少させる装置として、クールスカルプティングが厚生労働大臣の承認を受けています。承認番号は 22900BZX00410000、製造販売業者はアッヴィ合同会社です。使用目的は、部分的に皮下脂肪を冷却し、減少させる装置である、と定められています。ただし冷却と高周波では作用のしかたが異なるため、同一の性能を有する機器にはあたりません。当院はこの機器を導入していません。
このページで扱う2つ以外に、当院がたるみの治療で使用している機器の状況です。
| 機器 | 区分 | 番号 |
|---|---|---|
| フォーマ | 未承認 | — |
| ミニFX | 未承認 | — |
| リフテラV ハイフ | 未承認 | — |
| スキンタイト 販売名 サイトンBBLs | 認証 | 225AABZX00188000 |
スキンタイトは認証を受けていますが、認証された使用目的は、温熱効果による血流改善、疼痛または炎症の緩解です。しわ、たるみ、引き締めは含まれていません。
美容医療で用いる機器は、承認または認証された用途と、実際に行う施術の目的が一致しないことがあります。承認または認証された用途と異なる目的で使用することは医師の裁量として認められており、当院は医師の責任のもとで行っています。
承認と認証は、日本国内で医療機器を販売するために設けられた制度上の手続きです。用途が一致しないことや、承認や認証を受けていないことが、機器の性能や安全性が劣ることを意味するものではありません。使用にあたっては、医師が診察のうえ、機器ごとの特性とリスクをご説明します。
間隔は2週間から4週間おきが目安です。何回で終わりというものではありません。
| 施術 | 部位 | 1回 |
|---|---|---|
| フォーマ | 頬 | 24,200円 |
| ミニFX | 顎下 | 24,200円 |
| インモードリフト | 頬と顎下 | 44,000円 |
いずれも自由診療で、健康保険の適用はありません。3回コースと5回コースの料金は料金案内にまとめています。
温めた刺激によってコラーゲンが作られるまでには時間がかかります。前回の変化が出るのを待ちながら次を重ねていくため、2週間から4週間おきのペースでご案内しています。早く通えば早く終わる、という関係にはなっていません。
当院は、何回で終わりという回数を決めていません。加齢による変化は続いていくものだからです。2週間から4週間おきのペースで続けることで、5年後、10年後の状態が変わってきます。
そのうえで、次の3つをお伝えしています。
切らない治療にもリスクがあります。フォーマとミニFXでは、出やすい症状が違います。
フォーマとミニFXは未承認の医療機器のため、国内の添付文書がありません。ここに挙げるのは、高周波を用いる治療で報告されている症状と、当院で説明している内容です。
| 症状 | フォーマ | ミニFX | 経過 |
|---|---|---|---|
| 赤み、ほてり | 出ることがあります | 出ることがあります | 多くは数時間でおさまります |
| むくみ | まれ | 出ることがあります | 数時間から1日ほど |
| 内出血 | 出にくい | 出ることがあります | 1週間から2週間ほどで吸収されます |
| 圧痛 | まれ | 出ることがあります | 数日 |
| 熱傷 | まれ | まれ | 出力の調整で予防します |
| 色素の変化 | まれ | まれ | 診察のうえ対応します |
内出血は、ミニFXの吸引によるものです。皮膚を吸い上げた部分に出ます。顎下は服で隠れにくい部位ですので、ご予定のある方は日程をご相談ください。
心臓ペースメーカーまたは植込み型除細動器をお使いの方は、受けていただけません。高周波が機器の動作に影響する可能性があるためです。同じ製造販売業者が国内で承認を受けている高周波の機器でも、添付文書で適用禁止と定められています。
それ以外の体内の金属については、部位によって判断が変わります。次に該当する方は、診察の際に必ずお伝えください。
照射する部位から離れていれば行える場合があります。ご自身で判断せず、お知らせください。
お薬を服用中の方、既往のある方は、診察の際にお伝えください。当院は皮膚科ですので、照射のあとに赤みや炎症が続いた場合も、同じ場所で診察し対応します。
特別な準備は要りません。当日の入浴と運動だけ、気をつけていただきます。
ご自宅でできるケアの考え方は、しわ・たるみ治療のページにまとめています。
本ページは、日本皮膚科学会皮膚科専門医・医学博士 藤本栄大が監修しています。
顎下のもたつきと肌のゆるみは別のものです。当院はフォーマとミニFXを使い分けています。
インモードは高周波によって皮膚と皮下脂肪を温める機器です。フォーマは真皮を、ミニFXは吸引しながら皮下脂肪を温めます。両方が気になる場合は、同じ日に組み合わせて行います。
フォーマとミニFXは、日本国内で承認および認証を受けていません。承認や認証は国内で医療機器を販売するための制度上の手続きであり、受けていないことが性能や安全性が劣ることを意味するものではありません。当院は医師の責任のもとで使用しています。
間隔は2週間から4週間おきが目安です。何回で終わりというものではありません。まず1回受けてみて、続けるかどうかを決めていただいて構いません。
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