Q1. そばかすは大人になったら消えますか?
思春期にもっとも濃くなり、そのあとは薄くなることがあるとされています。ただし、どの程度薄くなるかには個人差があり、はっきりしたことは分かっていません。完全に消えるとお約束できるものではありません。一方で、大人になってから新しく増えてきた茶色い点は、そばかすではないことが多く、その多くは老人性色素斑という別のシミです。そばかすが薄くなる時期と、老人性色素斑が増えてくる時期が重なるため、変わっていないように感じられることがあります。
そばかす
そばかすは、鼻や頬を中心に、1から3ミリの小さな褐色の点が多発するシミです。医学的には雀卵斑といいます。3歳ごろから出はじめ、5歳から6歳ごろに目立つようになります。健康に害はありません。
見た目には次の特徴があります。
顔にあるシミは1種類ではありません。そばかすのほかに、老人性色素斑、肝斑、ADM、炎症後色素沈着、脂漏性角化症があり、同じ方の顔に何種類も混ざっていることがほとんどです。シミ全体の見取り図はシミ取り治療のページにまとめています。
そばかすの治療は自費診療です。健康に害があるものではないため、治療を受けるかどうかは、ご本人が気になるかどうかで決めていただいて構いません。
そばかすの原因はひとつではありません。生まれ持った体質と、浴びてきた紫外線の両方が関わります。
遺伝子だけで決まるわけではありません。先ほどの報告でも、この遺伝子で説明できるのは全体のおよそ6割で、残りは別の要因とされています。そばかすがあることは体質の一部であって、手入れを怠ったからでも、生活習慣が悪かったからでもありません。
そばかすは色白の欧米の方に多いという印象を持たれがちですが、同じ遺伝子の個人差は日本人でも調べられています。日本人245名を対象とした研究と、沖縄の653名を対象とした研究のどちらでも、同じ型がそばかすと関連していました。
なお、日本人にそばかすがどのくらいの割合で見られるかを調べた研究は、見当たりません。珍しいかどうかを数字でお答えすることはできませんが、診療のなかでご相談を受けることは、決して少なくありません。
そばかすかどうかを考えるとき、いちばんの手がかりは、いつから、どこにあるかです。
老人性色素斑は、長年浴びてきた紫外線が表皮に残した変化で、40代以降に増えていきます。一方そばかすは、日光を浴びた量が多いほど増えるという関係にはなく、むしろ逆の関係にあるという報告があります。成り立ちが違うということです。
大人の顔には、両方が混ざっていることがほとんどです。そばかすが増えたと感じておられるものの中身が、実際には老人性色素斑ということがあります。向いている治療が変わるため、ここを分けることには意味があります。老人性色素斑のページで詳しく説明しています。
診断を確定させるには、皮膚を少し切り取って顕微鏡で調べる検査が必要です。ただしその場合は傷ができるため、そばかすでそこまで行うことは、あまりありません。
実際の診察では、出はじめた時期、出ている場所、季節による濃さの変化、そして拡大して見たときの色素の並びかたをあわせて判断します。当院ではアンテラ3Dによる肌診断で、シミの種類と深さ、分布を確かめたうえで治療の方針を決めています。
顔にあるシミは1種類ではなく、同じ方の顔に何種類も混ざっているのがふつうです。種類によって治療も、保険が使えるかどうかも変わります。
| 出はじめる時期 | 形と色 | 手ざわり | 主な治療 | 診療区分 | |
|---|---|---|---|---|---|
| そばかす | 3歳ごろから。5歳から6歳ごろに目立つ | 1から3ミリの点が鼻を中心に多発 | 平ら | 光治療、レーザー | 自費 |
| 老人性色素斑 | 40代以降 | 輪郭のはっきりした褐色の斑 | 平ら | 色に反応するレーザー | 自費 |
| 肝斑 | 30代以降 | 輪郭のぼやけた淡い褐色の面 | 平ら | トーニング、内服 | 自費 |
| ADM | 多くは思春期以降 | 灰褐色から青灰色の小さな斑が集まる | 平ら | レーザー | 診断により保険 |
| 炎症後色素沈着 | 炎症のあと | もとの傷やニキビの形に沿う | 平ら | 外用、トーニング | 自費 |
| 脂漏性角化症 | 40代以降 | 境界がはっきりし貼り付けたように見える | 盛り上がる | 液体窒素 | 診断により保険 |
そばかすと肝斑は、どちらも顔の広い範囲に出るため、混ざっているとご自身では分けにくくなります。肝斑があるところに強いレーザーを当てると濃くなることがあるため、両方ある方では治療の組み立てが変わります。診察で確かめたうえでお伝えします。
そばかすは、顔、首、前腕といった日光の当たる場所に多く出ます。とくに鼻と頬です。
日光の当たりにくい場所に小さな色素斑がたくさん出ている場合は、そばかすとは別のものを考えます。気づかれたら、診察のときにお知らせください。数だけで判断できるものではありませんので、ほかの所見とあわせて確かめます。扁平母斑のページでも触れています。
色白の方が海水浴などで、水疱ができるほど強く日焼けをしたあと、1か月から3か月してから、肩から背中の上部にかけて、花びらや金平糖のような形の褐色斑が多発することがあります。光線性花弁状色素斑といいます。そばかすとは、出る場所も形もきっかけも違います。
そばかすを完全に消すことだけを考えれば、レーザーのほうがよく効きます。それでも当院がBBL光治療をお勧めしているのには、3つの理由があります。
顔全体に光を面で当てて、散らばった色をまとめて整える方法です。かさぶたやテープでの保護がほとんど要りません。4週間に1回のペースで、数回受けていただくのが目安です。詳しくはBBL光治療のページをご覧ください。
濃い点が数個だけ目立つ場合には、ご希望に応じて、レーザーによるスポット治療を行うこともあります。色に反応するレーザーを1つずつ当て、かさぶたを作って色ごと脱落させる方法です。当院ではトライビームPREMIUMとディスカバリーピコプラスの2台を備えています。いずれも国内で承認を受けた機器です。
日焼け対策ができていれば、季節を問わずお受けいただけます。夏を避けなければならない、というものではありません。
| BBL光治療 顔全体 | 1回 24,200円/2回 45,980円/4回 89,980円 |
|---|---|
| BBL光治療 顔と首 | 1回 33,000円/2回 62,700円/4回 121,000円 |
| スポット治療 | 1cm以下 22,000円/2cm以下 38,500円/3cm以下 55,000円 |
いずれも自費診療です。そのほかの部位や範囲については料金案内をご覧ください。
そばかすの治療に健康保険は使えません。皮膚のレーザー治療で保険が使えるのは、太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症、扁平母斑といったあざと、単純性血管腫などの血管の病変に限られています。そばかすや老人性色素斑、肝斑は、この中に含まれていません。ただし、シミに見えても診断によっては保険診療の対象になるものがありますので、まず診察をお受けください。保険で受けられるレーザーについては太田母斑・ADMのページで説明しています。
BBL光治療のあとは、かさぶたを作らずに色が薄くなっていきます。治療のために生活を止めていただく必要はありません。
照射のあとの皮膚は、日焼けにいちばん弱い状態です。日焼け止めを毎日続けてください。そばかすの治療では、ここが結果を左右します。
そばかすは、1回か2回の治療で目立たなくなる方もいらっしゃいます。一方で、数が多い場合や範囲が広い場合には、回を重ねて整えていくことになります。
どちらになるかは、そばかすの数、濃さ、範囲、そして肌の状態によって変わります。診察のときに、どのくらいの見通しになるかをお伝えします。
回を重ねることがあるのであれば、1回あたりの負担が軽いことが大切になります。BBL光治療はかさぶたやテープでの保護がほとんど要らないため、お仕事やご予定を止めずに、4週間ごとに無理なく受けていただけます。
そして、整えたあとの状態を保つうえで、いちばん効くのは日焼け対策です。治療とホームケアは、どちらか一方ではなく、両方で組み立てます。
お子さんのそばかすは、3歳ごろから出はじめ、5歳から6歳ごろに目立つようになります。健康に害はありません。
そばかすは、思春期にもっとも濃くなり、そのあとは薄くなることがあるとされています。ただし、どの程度薄くなるかには個人差があり、はっきりしたことは分かっていません。いずれにしても、急いで治療しなければならないものではありません。
お子さんにBBL光治療を行うこともあります。ただし光を当てるときには、輪ゴムで弾かれるような感覚があります。これに耐えられないお子さんもいらっしゃいますので、無理に受けていただくものではありません。
目安としては、思春期ごろからお考えいただくのがよいかもしれません。ご本人が気にされているか、受けてみたいと思っておられるかが大切です。診察でご相談ください。
日焼け対策です。海外で学童309名を対象に行われた研究では、日焼け止めを使った群で新しいほくろが少なく、その差はそばかすのあるお子さんでとくに大きく、30%から40%少ないという結果でした。ただしこれはほくろを数えた研究で、そばかすそのものを減らすかどうかを調べたものではありません。
そばかすの治療は自費診療のため、お子さんであっても子ども医療費助成の対象にはなりません。
当院では、そばかすに対して塗り薬や飲み薬は用いていません。
薬局で手に入る一部の飲み薬には、しみ、そばかす、という効能の表示があります。これは一般用医薬品として承認された効能・効果の表示であって、そばかすを対象に行われた臨床試験の結果ではありません。
効かないと分かっているわけではありません。調べられていない、というのが正確なところです。そばかすに対しては、当院ではBBL光治療をご案内しています。
ホームケアで使えるものについてはドクターズコスメのページをご覧ください。
そばかすは紫外線で濃くなります。日焼け対策は、治療を受ける方にも、いまは受けない方にも、いちばん確かな手立てです。
月に1度、同じ明るさ、同じ距離で写真を撮っておくと、濃さの変化を判断しやすくなります。そばかすは季節で濃さが動くため、季節をまたいで見比べると変化が分かります。
そばかすは健康に害のあるものではありません。治療を受けないという選択も、間違いではありません。
そばかすをご自身の顔立ちの一部として気に入っておられる方もいらっしゃいます。どうするかは、ご本人が決めてよいことです。当院から治療をお勧めすることはありません。
いずれも、見分けは診察で確かめます。
そばかすの治療は自費診療のため、美容皮膚科の枠でご予約ください。治療の前には、必ず診察を受けていただいています。アンテラ3Dによる肌診断でシミの種類と分布を確かめ、そのうえで方針を決めるためです。見た目が似ていても、種類が違えば適した治療も変わります。
思春期にもっとも濃くなり、そのあとは薄くなることがあるとされています。ただし、どの程度薄くなるかには個人差があり、はっきりしたことは分かっていません。完全に消えるとお約束できるものではありません。一方で、大人になってから新しく増えてきた茶色い点は、そばかすではないことが多く、その多くは老人性色素斑という別のシミです。そばかすが薄くなる時期と、老人性色素斑が増えてくる時期が重なるため、変わっていないように感じられることがあります。
そばかすではないことが多いです。そばかすは3歳ごろから出はじめ、子どものころから鼻や頬の同じ場所にあるのがふつうです。大人になってから増えてきた平らな茶色い斑の多くは老人性色素斑で、長年浴びてきた紫外線が表皮に残した変化です。両者は成り立ちが違い、向いている治療も変わります。大人の顔には両方が混ざっていることがほとんどですので、診察で確かめたうえでお伝えします。
お子さんにBBL光治療を行うこともあります。ただし光を当てるときには輪ゴムで弾かれるような感覚があり、これに耐えられないお子さんもいらっしゃいます。無理に受けていただくものではありませんので、目安としては思春期ごろからお考えいただくのがよいかもしれません。そばかすは健康に害のあるものではなく、急いで治療しなければならないものでもありません。いまできることは日焼け対策です。
使えません。自費診療です。皮膚のレーザー治療で健康保険が使えるのは、太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症、扁平母斑といったあざと、単純性血管腫などの血管の病変に限られています。そばかすや老人性色素斑、肝斑は、この中に含まれていません。自費診療のため、お子さんであっても子ども医療費助成の対象にはなりません。ただし、シミに見えても診断によっては保険診療の対象になるものがありますので、まず診察をお受けください。
薬局で手に入る一部の飲み薬には、しみ、そばかす、という効能の表示があります。これは一般用医薬品として承認された効能・効果の表示であって、そばかすを対象に行われた臨床試験の結果ではありません。ハイドロキノンやトレチノイン、トラネキサム酸の内服についても、そばかすを対象とした臨床試験は見当たりません。効かないと分かっているわけではなく、調べられていない、というのが正確なところです。当院ではそばかすに対して塗り薬や飲み薬は用いておらず、BBL光治療をご案内しています。
そばかすを完全に消すことだけを考えれば、レーザーのほうがよく効きます。ただしレーザーのスポット治療は1つずつ狙ってかさぶたを作る方法で、1から3ミリの点が数十個あるそばかすでこれを行うと、顔じゅうがテープだらけになります。そばかすは光治療によく反応する傾向があり、日本人を対象とした報告では、そばかすだけの方の71%で半分以上の改善が得られています。そのため当院ではBBL光治療をお勧めしています。濃い点が数個だけ目立つ場合には、ご希望に応じてスポット治療を行うこともあります。
BBL光治療は、4週間に1回のペースで数回受けていただくのが目安です。1回で終わるものではなく、回を重ねて全体の色を整えていきます。必要な回数は、そばかすの数や濃さ、肌の状態によって変わりますので、診察でお伝えします。
軽い痛みがあります。輪ゴムで弾かれるような感覚と表現される方が多く、感じ方には個人差があります。かさぶたやテープでの保護がほとんど要らないため、施術のあとは通常どおりお過ごしいただけます。お子さんの場合、この感覚に耐えられないことがありますので、無理に受けていただくものではありません。照射の強さや範囲は、肌の状態を見ながら調整します。
日焼け止めがそばかすの発生そのものを防げるかどうかを直接調べた臨床試験は、見当たりません。ただしそばかすは紫外線で濃くなるため、日焼け対策は基本の手立てです。海外で学童309名を対象に行われた研究では、日焼け止めを使った群で新しいほくろが少なく、その差はそばかすのあるお子さんでとくに大きいという結果でした。SPF30・PA+++以上のものを曇りの日も塗り、2〜3時間おきに塗り直してください。顔なら一円玉を置いたくらいの面積の量が目安です。手の甲と前腕は塗り忘れが起きやすい場所です。
治療の組み立てが変わります。肝斑があるところに強いレーザーを当てると濃くなることがあるためです。そばかすと肝斑はどちらも顔の広い範囲に出るため、混ざっているとご自身では分けにくくなります。当院ではアンテラ3Dによる肌診断でシミの種類と分布を確かめたうえで、BBL光治療やトーニングの組み合わせをご提案します。肝斑については肝斑のページで詳しく説明しています。
そばかすは、3歳ごろから出はじめ、鼻や頬を中心に1から3ミリの小さな点が多発するシミです。体質と紫外線の両方が関わり、原因のひとつとして遺伝子の個人差があります。夏に濃く、冬に薄くなります。健康に害はありません。
治療は自費診療です。細かい点が数多くあるため、1つずつレーザーを当ててテープを貼る方法は現実的ではありません。そばかすは光治療によく反応する傾向があり、当院ではBBL光治療を4週間に1回のペースでお勧めしています。1回か2回で目立たなくなる方もいらっしゃいますし、回を重ねて整えていく方もいらっしゃいます。いずれの場合も、ダウンタイムをつくらずに進められます。
お子さんのそばかすは、あわてて治療しなければならないものではありません。そして、治療を受けないという選択も、間違いではありません。
このページの内容は、ふじもと皮フ科クリニック院長で日本皮膚科学会認定専門医・医学博士の藤本栄大が監修しています。院長プロフィール・研究業績はこちら
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