Q1. 治療は痛みますか?
冷却ガスを吹き付けながらレーザーを照射するため、痛みは輪ゴムではじかれた程度と表現されることが多いです。痛みに弱い方には麻酔クリームを併用することもできます。
あかみ・赤ら顔
顔の赤みは、酒さ、毛細血管拡張症、ニキビ跡の赤みなど原因がいくつかに分かれ、どれにあたるかで保険診療と自費診療のどちらになるかが決まります。
このページでは、主に自費診療で行う赤ら顔のレーザー治療についてご説明します。部位別の費用、照射の間隔、起こりうること、受けられない場合、そして当院で使用している機器の承認状況まで、受ける前に知っておいていただきたいことをまとめました。
赤い筋や網目状の血管がはっきり見えている場合は毛細血管拡張症として保険診療の対象になることがあり、詳しくは毛細血管拡張症のページをご覧ください。酒さと診断された場合は、保険適用の塗り薬による治療から始められます。診断の考え方と治療の進め方は酒さのページで詳しく解説しています。
赤ら顔の原因は、酒さ、毛細血管拡張症、ニキビ跡の赤みの三つが代表的で、これらが重なって現れることも珍しくありません。
酒さ様皮膚炎は、顔にステロイドの塗り薬を長期間使い続けたことで、酒さによく似た赤みや発疹が現れるものです。症状は酒さと似ていますが原因が異なるため、治療の進め方も変わります。心当たりのある方は、自己判断で薬をやめないでください。急に中止するとかえって赤みが強まることがあるため、やめ方を含めて処方した医師にご相談ください。
紫外線によるダメージ、敏感肌やアトピー性皮膚炎、ホルモンバランスの変化、全身性エリテマトーデスなどの膠原病、ステロイドや降圧薬などの薬剤の影響、甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、アルコール不耐症も赤みの原因になります。赤みが続く場合は自己判断せず、一度診察でご相談ください。
当院の赤ら顔治療の中心は、595nmの色素レーザーであるVビームプリマです。血液中の赤い色素であるヘモグロビンに選んで反応するため、広がった血管や炎症による赤みに、まわりの皮膚を傷めずに働きかけられます。
595nmの光が血管の中のヘモグロビンに吸収され、その熱で広がった血管を閉じます。照射の直前に冷却ガスを吹き付けて表皮を守り、痛みをやわらげます。痛みは輪ゴムではじかれた程度と表現される方が多く、痛みに弱い方には麻酔クリームを併用することもできます。
Vビームプリマで行う治療は、保険診療になるものと自費診療になるものに分かれます。
このページでご説明しているのは、後者の自費診療のほうです。
米国では、しわの治療と炎症性ざ瘡の治療が、本機器の適応に含まれています。当院でも、赤ら顔の治療とあわせて赤ニキビに照射することがあります。
ただし、日本国内で承認された使用目的には、しわも炎症性ざ瘡も含まれていません。効果の出方には個人差があり、事前に断定することはできません。詳しくは当院で使用している機器の承認状況をご覧ください。
何回受ければ終わり、という決まりはありません。2週間から4週間の間隔をあけて照射し、赤みの引き方を見ながら次をどうするかを決めていきます。
そのうえで、3つお伝えしておきます。
自費診療です。表は1回あたりの金額です。
| 部位 | 1回 |
|---|---|
| 顔全体 | 24,200円 |
| 額 目尻から上 | 16,500円 |
| 両頬 目尻から下、口角まで。鼻を含む | 19,800円 |
| 口角から首前 喉仏まで | 19,800円 |
| 顔全体と首前 | 35,200円 |
3回コースと5回コースは料金案内をご覧ください。料金は改定されることがありますので、受診時にあらためてご説明します。肌治療のカウンセリングは2,200円(税込)です。アンテラ3Dで肌の状態を計測したうえで、医師が診察するためです。
施術の直後に赤みや軽い腫れが出ることがありますが、多くは数日でおさまります。メイクは当日から可能です。起こりうることと受けられない場合は、主なリスクと副作用にまとめています。
機器そのものの詳細はVビームプリマのページをご覧ください。
当院の赤ら顔治療に用いるVビームプリマは、国内で承認を受けた医療機器です。ただし、このページでご説明している自費の治療は、承認された使用目的の範囲外にあたります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売名 | 皮膚良性血管病変治療用レーザー装置 Vbeam Prima |
| 区分 | 高度管理医療機器 |
| 承認番号 | 30100BZX00145000 |
| 承認された使用目的 | 皮膚良性血管病変の治療。単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症の3つが挙げられています |
| 一般的名称 | 色素レーザ |
| 製造販売業者 | シネロン・キャンデラ株式会社 東京都中央区 |
| 入手経路 | 国内の製造販売業者から購入したものです。医師の個人輸入によるものではありません |
当院がこの機器で行う治療のうち、単純性血管腫、乳児血管腫、毛細血管拡張症の3つは、承認された使用目的そのものです。これらは保険診療の対象になります。
一方、このページでご説明している酒さに伴う赤み、顔全体のぼんやりした赤み、ニキビ跡の赤みは、承認された使用目的には含まれていません。これらは自費診療となり、承認された用途とは異なる目的での使用にあたります。
当院で使用している機器のうち、酒さ、顔全体のぼんやりした赤み、ニキビ跡の赤みを承認された使用目的に含むものはありません。
米国では、食品医薬品局が2023年6月1日付で本機器の販売を許可しています。日本で承認された使用目的とは、認められている範囲が異なります。
| 治療の対象 | 日本の承認 | 米国の許可 |
|---|---|---|
| 単純性血管腫 | 含まれる | 含まれる |
| 苺状血管腫・乳児血管腫 | 含まれる | 含まれる |
| 毛細血管拡張症 | 含まれる | 含まれる |
| 酒さ | 含まれない | 含まれる |
| 炎症性ざ瘡 | 含まれない | 含まれる |
| しわ | 含まれない | 含まれる |
米国の手続きは、既存の同等の医療機器と実質的に同等であることを示すことによる販売許可で、510kと呼ばれるものです。日本の承認のように臨床試験による審査を経たものではありません。
これは各国の制度上の手続きの違いを示すものであって、日本国内での有効性や安全性が確認されたことを意味するものではありません。
本機器について国内の添付文書が挙げている重大な有害事象は、熱傷、凍傷、水疱、瘢痕形成、色素脱失です。詳しくは主なリスクと副作用、受けられない方をご覧ください。
美容医療で用いる機器は、承認または認証された用途と、実際に行う施術の目的が一致しないことがあります。承認された用途と異なる目的で使用することは医師の裁量として認められており、当院は医師の責任のもとで行っています。
承認は、日本国内で医療機器を販売するための制度上の手続きです。承認された用途に含まれないことが、その治療の効果や安全性が劣ることを意味するものではありません。使用にあたっては、医師が診察のうえ、期待できることとリスクをご説明します。
麻酔を必要としない程度の刺激ですが、起こりうることと、受けられない場合があります。
効果の出方には個人差があり、事前に断定することはできません。
本機器の添付文書は、次の部位や状態への照射を禁忌としています。
あわせて、当院では次の場合も慎重に判断しています。
持病とお飲みになっているお薬は、必ず問診でお知らせください。それ以外の外用薬や内服薬、保湿や鎮静のケア、他の機器による治療とは、多くの場合併用できます。
施術のあとに気になることが出た場合は、当院までお電話でご連絡ください。診察のうえ対応いたします。
赤ら顔の対策は、自分がどんなときに赤くなるのかを知り、そのきっかけを減らすことから始まります。
きっかけは人によって違うため、まず二週間ほど記録をつけることをお勧めしています。
二週間分を持って受診いただくと、診察の場で原因を絞り込みやすくなります。ご自身では気づいていなかった共通点が見つかることもよくあります。
ニキビ跡の赤みを長引かせない最大の対策は、ニキビの炎症そのものを早く抑えることです。赤いニキビを指でつぶすと炎症が深く広がり、赤みがより長く残りやすくなります。触らずに、早めに治療を受けてください。
顔の赤みが、ステロイドの塗り薬を長く使ったことによる酒さ様皮膚炎である場合があります。ただし自己判断で中止すると、かえって赤みが強まることがあります。やめ方を含めて、処方した医師か当院にご相談ください。
紫外線対策や洗顔の湯温など、血管を広げる刺激を減らす日常の工夫については、毛細血管拡張症のページに詳しくまとめています。
赤ら顔の治療の多くは自費診療ですが、赤い筋や網目状の血管がはっきり確認できる場合と、酒さと診断された場合は、保険診療の対象になることがあります。
診察のうえで、どちらになるかを治療を始める前にお伝えします。
| 赤みのタイプ | 見え方 | 主な対応 | Vビームプリマの承認用途 |
|---|---|---|---|
| 毛細血管拡張症 | 赤い筋や網目状の血管がはっきり見える | 保険診療。色素レーザーのVビームプリマ | 含まれる |
| 単純性血管腫・乳児血管腫 | 生まれつき、または乳児期からある赤いあざ | 保険診療。色素レーザーのVビームプリマ | 含まれる |
| 酒さ | 顔の中心の慢性的な赤み。赤いブツブツを伴うこともある | メトロニダゾールゲルによる保険診療から開始。赤みが残る場合に自費のレーザーを併用 | 含まれない |
| 脂漏性皮膚炎 | 眉のあいだや小鼻のわきの赤み。細かい皮むけを伴う | 保険診療。抗真菌薬とステロイドの外用 | 含まれない |
| ニキビ跡の赤み | ニキビが治った後に赤みだけが残っている | 自費診療のレーザー | 含まれない |
| 血管の拡張を伴わない赤ら顔 | 顔全体や頬がぼんやりと赤い | 自費診療のレーザー | 含まれない |
細かい皮むけを伴う赤みが眉のあいだや小鼻のわきに出ている場合は、脂漏性皮膚炎のことがあります。この場合はレーザーではなく、保険診療の塗り薬で治療します。
右の列は、Vビームプリマが国内で承認を受けた使用目的に、その治療が含まれるかどうかです。保険診療になるものが承認された使用目的と一致し、自費診療になるものが範囲の外にあたります。詳しくは当院で使用している機器の承認状況をご覧ください。
酒さと診断された場合は、まず保険適用の塗り薬による治療をご提案します。用いるのはメトロニダゾールゲル(ロゼックスゲル®)で、2022年に酒さへの効能が追加され、保険診療で使えるようになりました。国内の診療ガイドラインでも、赤いブツブツを伴う丘疹膿疱型の酒さに対して0.75%のメトロニダゾール外用が強く推奨されています。炎症を抑えることで赤みがやわらぐことがあり、それでも血管の広がりによる赤みが残る場合に、自費のレーザー治療を組み合わせます。はじめから自費の治療をお勧めすることはありません。
ご自身がどのタイプにあたるかを見た目だけで判断するのは難しく、複数が重なっていることもよくあります。迷われる場合は、まず保険診療でお越しください。毛細血管拡張症の詳しい見分け方と保険の条件は毛細血管拡張症のページを、酒さの診断の進め方と保険診療の内容は酒さのページをご覧ください。
冷却ガスを吹き付けながらレーザーを照射するため、痛みは輪ゴムではじかれた程度と表現されることが多いです。痛みに弱い方には麻酔クリームを併用することもできます。
自費診療の1回あたりの費用は、顔全体が24,200円、額が16,500円、両頬が19,800円、口角から首前までが19,800円、顔全体と首前が35,200円です。回数を決めてお売りするものではありませんので、総額を先に決める形はとっていません。3回コースと5回コースもご用意していますので、料金案内をご覧ください。肌治療のカウンセリングは2,200円(税込)です。
何回で終わり、という決まりはありません。2週間から4週間の間隔をあけて照射し、赤みの引き方を見ながら次をどうするかを決めていきます。必要な回数は赤みの種類と程度によって大きく異なるため、事前にお約束することはできません。まず1回受けてみて、続けるかどうかを決めていただいて構いません。
照射の直後に赤みや軽い腫れ、むくみが出ることがありますが、多くは数日でおさまります。内出血のような紫斑が出ることがあり、その場合は数日から長くても1週間程度で消えていきます。紫斑が出ないように出力を調整して照射することもできますので、ご予定に合わせてご相談ください。
Vビームプリマは国内で承認を受けた医療機器です。承認番号は30100BZX00145000、販売名は皮膚良性血管病変治療用レーザー装置 Vbeam Prima です。ただし承認された使用目的は皮膚良性血管病変の治療で、単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症の3つが挙げられています。このページでご説明している酒さに伴う赤み、顔全体のぼんやりした赤み、ニキビ跡の赤みは含まれていません。これらは承認された用途と異なる目的での使用にあたり、医師の裁量として認められている範囲で、当院は医師の責任のもとで行っています。
酒さは赤ら顔を起こす原因の一つで、鼻や頬を中心とした慢性的な赤みとほてりを特徴とする疾患です。赤ら顔はより広く症状全体を指す言葉で、原因は酒さのほかに毛細血管拡張症やニキビ跡の赤みなどがあります。どれにあたるかは診察で確認します。酒さについては酒さのページで詳しく解説しています。
酒さには保険適用の塗り薬があります。メトロニダゾールゲル(ロゼックスゲル®)で、2022年に酒さへの効能が追加されました。国内の診療ガイドラインでも、丘疹膿疱型の酒さに対して0.75%のメトロニダゾール外用が強く推奨されています。当院ではまず塗り薬による治療をご提案し、それでも血管の広がりによる赤みが残る場合に、自費のレーザー治療を組み合わせます。
炎症を起こしている赤ニキビにも、治った後に残る赤みにも用いています。米国では炎症性ざ瘡の治療が本機器の適応に含まれていますが、日本国内で承認された使用目的には含まれておらず、承認された用途と異なる目的での使用にあたります。凹凸のあるニキビ跡は別の機器で扱いますので、ニキビ・ニキビ跡治療のページもあわせてご覧ください。
血管の拡張がはっきり確認できる毛細血管拡張症、赤あざとも呼ばれる単純性血管腫、乳児血管腫は保険診療の対象になることがあります。酒さと診断された場合も、塗り薬による保険診療が可能です。詳しい条件は毛細血管拡張症のページをご覧ください。
大学生や成人の方は受けられます。未成年の方は保護者の同意が必要です。まずは診察で適応を確認しますので、保護者の方とご一緒にお越しください。
多くの方は当日から軽いメイクが可能です。洗顔はこすらないように行ってください。照射の当日は、サウナ、岩盤浴、激しい運動、飲酒をお控えください。熱がこもると赤みが長引くことがあります。入浴は湯船につかる程度にとどめてください。
紫外線は赤みを悪化させ、照射後の肌では色素沈着の原因にもなります。SPF30・PA+++以上の日焼け止めを毎日使い、2〜3時間おきに塗り直してください。ピーリングとレチノールは、照射の前後1週間お休みしてください。
本機器の添付文書は、皮膚の悪性腫瘍がある部位、光線過敏症の方、活動性のヘルペスの病変がある部位、開放創、日焼けした部位、刺青のある部位への照射を禁忌としています。あわせて当院では、妊娠中や授乳中の方、光に過敏になる作用のあるお薬を内服中の方、重い皮膚炎がある部位、ケロイド体質の方について、ご相談のうえ慎重に判断します。持病やお薬は必ずお知らせください。それ以外の外用薬や内服薬、保湿や鎮静のケア、他の機器による治療とは、多くの場合併用できます。
カウンセリング

1回目のご来院にて
問診票の記入
ご来院されましたら、まず問診票をご記入いただきます。
肌の状態などをチェック

1回目のご来院にて
撮影
診察前に素肌の状態をアンテラ3Dにて撮影させていただきます。撮影データは厳重に保管いたします。
診察
院長がまずお肌の状態を確認し、お悩みを伺ったうえで、最適な治療内容をご提案いたします。施術は内容に応じて、院長または看護師が責任を持って行います。
施術日の予約・お会計
女性スタッフより、治療プランの詳細や料金についてご説明いたします。その後、施術日を予約とお会計をしていただき、1回目は終了となります。
照射施術

2回目のご来院にて
施術
メイクを落としていただいた後、施術室のベッドで治療を行います。
院長がお肌の状態や症状に合わせて設定を行い丁寧に施術していきます。
アフターケアのご説明

2回目のご来院にて
アフターケアのご説明
スタッフよりアフターケアについてご説明をさせていただきます。
このページの内容は、ふじもと皮フ科クリニック院長で日本皮膚科学会皮膚科専門医・医学博士の藤本栄大が監修しています。院長プロフィール・研究業績はこちら
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