2026年5月29日

ふじもと皮フ科クリニック院長の藤本です。
「アトピーがあるから脱毛は無理だと思っていた」「敏感肌で肌が弱く、他のクリニックで断られた」というご相談を、当院には多くいただきます。結論からお伝えすると、皮膚疾患をお持ちの方でも、条件が整えば医療レーザー脱毛を受けることができます。
当院の医療レーザー脱毛ページもあわせてご覧ください。
脱毛サロンや脱毛専門クリニックで断られる理由
アトピー性皮膚炎・敏感肌・ニキビなど皮膚に炎症をお持ちの方は、脱毛サロンや脱毛専門クリニックで施術を断られることがあります。理由は主に2つです。
1. 肌トラブルへの対応ができない
脱毛サロンのスタッフは医療資格を持たないため、施術中に肌トラブルが起きても医療的な対処ができません。万が一に備え、炎症のある肌への施術を断るケースが多くなります。
2. 施術設定を個別に調整する知識・権限がない
アトピー性皮膚炎の方の肌には、炎症によって生じた色素沈着が残っていることがあります。色素沈着部位にレーザーを照射すると、メラニン色素が過剰に反応してやけどを起こすリスクがあるため、サロンや脱毛専門クリニックでは施術を避けるケースが多くあります。こうしたリスクに適切に対応するためには、肌の状態を正確に診察し、レーザーの種類・波長・出力を個別に調整できる医師やスタッフの判断と医療知識が不可欠です。
皮膚科専門医のいるクリニックなら対応できる理由
医療機関では、施術前に医師が肌の状態を診察します。これにより以下のことが可能になります。
- 現在の炎症の程度・範囲を正確に評価し、施術の可否を判断できる
- アレキサンドライトレーザー(755nm)とYAGレーザー(1064nm)を使い分け、肌質・毛質に応じた最適な設定で照射できる
- 施術中・施術後にトラブルが起きた場合、医師がその場で対応できる
- 必要に応じて、炎症を抑える外用薬を処方できる
このような皮膚疾患をお持ちの方への脱毛を「有病者脱毛」といいます。有病者脱毛は、皮膚科専門医が常駐し、医師の指示のもとで施術が行われる環境でなければ、安全に実施することができません。
アトピー性皮膚炎の方が脱毛を受けるメリット
「脱毛でアトピーが悪化するのでは?」と心配される方もいますが、実際には逆のケースが多くあります。自己処理(カミソリ・除毛クリームなど)はアトピー性皮膚炎を有する方の肌にとって大きな刺激であり、カミソリによる摩擦や除毛クリームの化学成分が皮膚の炎症を悪化させることがあります。医療レーザー脱毛によって自己処理の回数が減ると、カミソリ負けなどによる肌のバリア機能破壊を防ぐことができ、結果として皮膚への刺激が減り、肌状態が改善するケースがあります。
当院での有病者脱毛の流れ
1. カウンセリング・診察
施術前に皮膚科専門医が肌の状態を診察します。アトピーの状態・炎症の有無・使用中の薬剤を確認したうえで、施術可能かどうかを判断します。炎症が強い時期は、一時的に施術を見合わせることがあります。
2. 照射条件の個別調整
当院では、アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーを搭載したジェントルマックスプロ(GentleMax Pro)を使用しています。肌質・毛質・炎症の程度に応じて、照射条件を個別に設定します。
3. 施術・アフターケア
日本医学脱毛学会認定の脱毛士資格を持つ看護師が施術を担当します。施術後に赤みや刺激が生じた場合も、看護師と医師が連携して対応します。
対応できない場合もあります
- 施術部位に強い炎症・びらん(ただれ)がある
- 皮膚炎の部位に感染症を併発している
- 直近に強い日焼けがある
こうした場合は、皮膚の状態が落ち着いてから改めてカウンセリングにお越しください。
また、色素沈着(炎症後色素沈着など)がある部位はレーザーが過剰に反応し、やけどのリスクが高まるため当院では、無理に施術を行うことはせず、色素沈着の程度を診察で確認しながら、レーザーの種類・波長・出力などの設定を個別に細かく調整し、安全な範囲でご相談しながら施術を進めていきます。
有病者脱毛は、医師もスタッフも「知識」があるから実現できる
有病者脱毛を安全に行うためには、医師が診察して判断を下すだけでは不十分です。実際に施術を担当する看護師をはじめとするスタッフが、皮膚疾患の基礎知識・レーザー機器の特性・照射時の肌反応について深く理解していることが不可欠です。
当院のスタッフは、日本医学脱毛学会認定の脱毛士資格の取得にとどまらず、皮膚科クリニックとして日常的に皮膚疾患の診療に関わることで、アトピー性皮膚炎・ニキビ・色素沈着などの肌状態を施術者として正確に評価する力を身につけています。施術前の肌確認・照射中の異常の察知・施術後のケア指導まで、一人ひとりの状態に応じた対応が可能です。
医師の判断とスタッフの知識・技術が両輪となって初めて、有病者脱毛は成立します。「断られた経験がある」という方にこそ、皮膚科専門医とその医療チームのいるクリニックで、あらためてご相談いただきたいと思っています。
当院は、価格競争ではなく、皮膚科専門医としての専門性と安全への責任で選んでいただけるクリニックを目指しています。健康な肌の方が料金の安さでクリニックを選ばれることは、もちろんあってよいことです。ただ私たちは、肌に悩みや不安を抱えている方が「ここなら安心して任せられる」と感じられる場所であり続けたい——その一点に、診療へのプライドを置いています。
船橋・習志野・八千代エリアの方へ
当院は千葉県船橋市・習志野市・八千代市エリアで、皮膚疾患をお持ちの方の医療レーザー脱毛(有病者脱毛)に対応できる数少ない皮膚科クリニックです。北習志野駅から徒歩圏内で、東葉高速鉄道・京成松戸線(旧 新京成線)の2路線からアクセスできます。「他のクリニックや脱毛サロンで断られた」「アトピーがあるけど脱毛したい」という方は、まず無料カウンセリングでご相談ください。
記事監修者

ふじもと皮フ科クリニック 院長
藤本 栄大(ふじもと えいた)
医学博士
防衛医科大学校卒業後、自衛隊病院・防衛医科大学校附属病院での勤務を経て日本皮膚科学会認定専門医を取得。同大学院在籍中に米国UC Davis(皮膚科学教室)へ留学し医学博士を取得。海上幕僚監部衛生企画室勤務、南極観測船「しらせ」医務長(第54次)、Pacific Partnership参加等を経て、2015年にふじもと皮フ科クリニックを開院。
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