とびひ(伝染性膿痂疹)
とびひ(伝染性膿痂疹)

「とびひ」は皮膚に細菌が感染して起こる病気で、赤いブツブツや水ぶくれができ、やがて破れてかさぶたになります。
名前の通り、かいた手やタオルなどを通してあちこちに「飛び火」するように広がるのが特徴です。子どもによく見られますが、大人でもかかります。
主な原因は黄色ブドウ球菌や溶連菌という細菌です。
虫刺されやひっかき傷、あせもなどで傷ついた皮膚から菌が入り込みます。
手でかいたり、タオルや衣類を共有すると、簡単に別の場所や他の人にうつります
アトピー性皮膚炎や乾燥肌などで皮膚のバリア機能が低下している人は特にかかりやすい傾向があります。
ぬり薬(抗菌薬)が基本です。軽症なら外用薬だけで改善することもあります。
広がっている場合や数が多い場合は、飲み薬(抗生物質)を使います。
石けんでやさしく洗い、清潔に保つ
薬を塗った後はガーゼで覆う
爪は短く切って、かきこわしを防ぐ
タオルや衣類は別にして、共用しない
法律で登園、出席停止は義務付けられていませんが、登園、通学先の規則によります。
船橋市内の公立の幼稚園では、ジュクジュクしていないことが登園の前提となります。
登園、通学が許可されている場合は他人にうつさないように患部をガーゼなどで覆いましょう。
プールは、接触により他人に感染させたり、自分の病変が悪化したりすることがあるため、治癒するまでは控えることとされています。
とびひは、黄色ブドウ球菌や溶連菌という細菌が皮膚に炎症をおこすことで起こります。手でかいたり、タオルや衣類を共有したりすると、ほかの場所や人にも広がります。特に暑い季節や汗をかきやすい時期に多く見られます。
かさぶたが乾いて汁が出ていない状態になれば、感染の心配はほとんどありません。ただし、まだジュクジュクしていたり、かきこわしている場合は注意が必要です。
つぶすのはやめましょう。中の液体には菌が多く含まれているため、周囲にうつす原因になります。
シャワーで体を清潔に保つのは良いことですが、裸で他の人と接触するとほかの人にうつすおそれがあります。治るまでは控えましょう。
薬で治療を始めて感染力が下がり、患部をガーゼなどで覆えていれば登園・登校できます。市内の保育園・幼稚園では登園許可証が求められる場合がありますので、受診時に相談しましょう。
船橋市内の公立幼稚園では、ジュクジュクしていないことが登園の前提とされています。かさぶたがしっかり乾いており、感染の心配がなくなってから登園するようにしましょう。心配な場合は、園に確認しておくと安心です。
軽い場合は抗菌薬(抗生物質)のぬり薬を使います。広がっているときや数が多い場合は飲み薬を併用します。症状が良くなっても途中で薬をやめず、医師に言われた期間はきちんと続けましょう。
石けんでやさしく洗って清潔に保ち、爪は短く切って、かきこわしを防ぎましょう。タオルや衣類は家族と分けて使いましょう。
手洗いをこまめに行い、患部にはできるだけ触れないようにします。寝具や衣類の共用を避け、家庭内でも清潔を保つことが大切です。特に小さな子どもがいるご家庭では注意しましょう。
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