ほくろ(色素性母斑)
ほくろ(色素性母斑)
ほくろ(色素性母斑)とは
ほくろを作る母斑細胞という細胞が集まってできる良性の腫瘍です。放置しても問題とならないことが多いですが、整容的、機能的に問題となることがあり、除去するには手術(皮膚腫瘍摘出術)が必要になります。
原因
皮膚の色素を作るメラノサイトが発生の段階で母斑細胞となり腫瘤を形成すると考えられており、遺伝的素因、体質が大きいと考えられます。
治療法
外用薬や内服薬では除去できません。物理的に除去する必要があるため一般的には手術(皮膚腫瘍摘出術)が必要になります。局所麻酔下に切除し縫合、くり抜き法、電気メスや炭酸ガスレーザーで焼灼する方法などがあります。ごく小さく浅いものはQスイッチレーザーで治療できることもありますが回数がかかります。
注意点
一見ほくろのようであっても、他の良性腫瘍である場合や、皮膚の悪性腫瘍である場合もあります。
口の周囲や肩周囲などのほくろは、切除した後に盛り上がって治癒するケロイドになりやすいので、切除後のケアも必要です。
よくある質問
Q:ほくろのがんが心配ですが切除はできますか?
A:ダーモスコピーという器具を使い診断した上で切除を検討し、当院で切除する場合は病理検査を行いますが、悪性が疑われる場合は基幹病院をご紹介する場合があります。