扁平母斑

扁平母斑

扁平母斑(茶あざ)とは

尋常性乾癬

 茶色のあざが皮膚にできる病気です。茶アザは、皮膚の色をつくるメラニンが皮膚の浅いところに増えてできます。皮膚が盛り上がってくることはありません。そのために盛り上がりの無いあざと言う意味で扁平母斑と呼ばれています。また、コーヒーの様な黒さでなく、カフェオレに似た色のあざなので、海外ではカフェオレ班とも呼ばれています。通常は茶色のあざですが、茶色のアザの中に直径1mm程度の小さな黒い点が混在することもあります。

 多くは生まれつきに存在しますが、思春期になって発生する場合もあります(遅発性扁平母斑)。思春期になって発生する場合には毛が同時に生えてくる場合があります。肩に出来た発毛性の遅発性扁平母斑はベッカー母斑と呼ばれています。

 先天性、遅発性の扁平母斑ともに、悪性化することは通常ありません。

原因

 扁平母斑は皮膚の色をつくり出すメラニン色素が皮膚の表皮基底層で増えることで現れます。その原因は明確ではありません。

治療法

 「Qスイッチルビーレーザー」によるレーザー治療が基本です。症状や部位にもよりますが、3~5回の継続治療が必要となることもあります。 また、一度治療が完了しても、再発することがあります。

 

<保険適応について>

 当院では保険適応になっているQスイッチルビーレーザーで治療をおこなっています。
ただし、保険適応になるのは2回までとされており、3回目からは自費診療になります。

よくある質問

Q:自然に消えますか?

A:扁平母斑は成長とともに薄くなることはありますが、自然に消えることはありません。

 

Q:治らない病気ですか?

A: 約三割は、一回の照射で消えますが、その他の方は再発を繰り返す場合や、中には反応しない場合もあります。治療回数をかさねる毎に、徐々に薄く、また再発の期間も長くなっていくこともあります。

 

Q:保険適応での料金は?

A:3割負担で約7,000円~13,000円です。 (部位と面積によって異なります)